技術セミナー
LECTURE

技術セミナー
LECTURE
この技術セミナーは環境分野で活躍し豊富な経験をお持ちの方々や、関連する分野の専門家の方々を講師に迎えての勉強会であり、意見交換会です。
講師には環境問題に対する熱き思いとたっぷり詰まった経験や知識とをご披瀝いただき、その題材をもとに自由でくつろいだ雰囲気の中で質疑や意見交換を行います。
NPO・LSA会員に限らず、どなたでも自由に参加できます。 このセミナーの目的の一つは、環境関連技術等に関する経験
・知識の次世代への伝授です。
参加者の研修の場ととらえてもらっても結構です。この場を借りて、こんなことを聞きたい、こんな意見を持っているのだが講師や参加者はどのようにお考えか等々で話し合いも行います。参加の目的は問いませんので、自由にご参加ください。
技術セミナー実施一覧
回 | 開催日 | 講師 | テーマ | 備考 |
---|---|---|---|---|
第54回 | 令6.8.23 | 山田浩司 | 循環経済の推進に向けた環境省の取組 | 終了 |
第53回 | 令5.9.8 | 坂川 勉 | 最終処分場の規制強化と廃止基準静定の経緯 | 終了 |
第52回 | 令4.7.15 | 柳瀬 龍二 | 準好気性埋立地の早期安定化とCADによる維持管理の将来像 | 終了 |
第51回 | 令3.10.1 | 遠藤 和人 | 洗い出し、キャッピング、拡張申請など、最近の最終処分場について思うこと | 終了 |
第50回 | 令2.1.13 | 島岡 隆行 | IoT導入による全球的埋立地の管理に向けて | 終了 |
第49回 | 令元.12.9 | 浅利 美鈴 | ごみ処理に立ちはだかる壁 家庭ごみ、災害廃棄物、有害廃棄物等から考える | 終了 |
第48回 | 令元.5.21 | 佐藤 努 | ポスト3.11の放射性廃棄物処分場工学 | 終了 |
第47回 | 平30.12.13 | 品川 俊介 | 公共工事における自然由来重金属などを含む廃土への対応 | 終了 |
第46回 | 平30.9.20 | 森 朋子 | 廃棄物資源循環分野における人材育成の課題と展望~災害廃棄物対策を例として~ | 終了 |
第45回 | 平30.5.10 | 田中 勝 | 今後の廃棄物処理と最終処分場の役割 | 終了 |
第44回 | 平30.2.23 | 小野 雄策 | 最終処分場や不法投棄現場における硫化水素の発生とその防止対策 ―含鉄土壌や含鉄資材による防止技術― |
終了 |
第43回 | 平29.10.27 | 中山 裕文 | 除染廃棄物仮置場におけるリモートセンシング技術の適用について | 終了 |
第42回 | 平29.4.13 | 石井 一英 | 今後の廃棄物管理システムから最終処分場のありかたを考える | 終了 |
第41回 | 平28.12.1 | 宮脇健太郎 | シート状吸着材料の用途例と特性評価方法の検討 | 終了 |
第40回 | 平28.8.24 | 大迫 政浩 | 除去土壌等の中間貯蔵の現状と将来展望 | 終了 |
第39回 | 平28.4.13 | 山田 正人 | 埋立地の安定化について考える | 終了 |
第38回 | 平27.12.1 | 細見 正明 | 自然由来汚染土壌の適正処理について | 終了 |
第37回 | 平27.8.18 | 小峯 秀雄 | 汚染水対策・燃料デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と 土木技術者育成の必要性 |
終了 |
第36回 | 平27.2.3 | 横山 信吾 | 放射能汚染と今後に向けて | 終了 |
第35回 | 平26.4.11 | 林 正樹 | 産業廃棄物不法投棄現場の修復の現状 | 終了 |
第34回 | 平25.11.25 | 上田 滋夫 | 放射性廃棄物の対応(セシウム吸着、封じ込め、遮蔽) | 終了 |
第33回 | 平25.3.8 | 大野 文良 | 中間貯蔵施設に関して | 終了 |
第32回 | 平24.11.16 | 川口 光雄 | 放射性物質除染技術の現状と課題 | 終了 |
第31回 | 平24.7.20 | 海老原正明 | 放射性物質除染現場からの報告(体験報告) | 終了 |
第30回 | 平24.4.20 | 小谷 克己 | 生活と放射能(除染事業関連の放射能) | 終了 |
第29回 | 平23.4.22 | 宇佐見貞彦 | 震災廃棄物処理を考える | 終了 |
第28回 | 平23.2.25 | 小日向 隆 | 最終処分場と地球温暖化 | 終了 |
第27回 | 平22.12.08 | 加藤 隆也 | 処分場設計計画の常識?非常識? | 終了 |
第26回 | 平22.10.22 | 木塚 正純 | 最終処分場関係者に役立つガイドブックとブログ奮闘報告 | 終了 |
第25回 | 平22.8.20 | 羽染 久 | 最終処分場の整備促進策を考える | 終了 |
第24回 | 平22.6.24 | 下村由次郎 | 最終処分場へのアセットマネジメントの導入 | 終了 |
第23回 | 平22.4.16 | 海老原正明 | 表面遮水工の漏水検知システムと修復システム | 終了 |
第22回 | 平22.2.19 | 鴫谷 孝 | 「CS処分場 20年の歩み」と未来(あるべき姿) | 終了 |
第21回 | 平21.12.10 | 加納 光 | 最終処分場機能検査の実施例(目視検査~抜取検査・評価まで) | 終了 |
第20回 | 平21.10.23 | 古田 秀雄 | 最終処分場におけるCDM事業について | 終了 |
第19回 | 平21.8.19 | 浦 満彦 | 土壌・地下水汚染浄化と埋設物 | 終了 |
第18回 | 平21.6.19 | 笹井 裕 | 不適正処分場適正化のための鉛直遮水工の選択事例の紹介 | 終了 |
第17回 | 平21.4.24 | 福本 二也 | 研究活動・成果物のこれまでと今後の展開について | 終了 |
第16回 | 平21.2.13 | 石田 道彦 | 廃棄物処分場の各種遮水技術 | 終了 |
第15回 | 平20.12.5 | 柳瀬 龍二 | 浸出水の水温から見た安定化について | 終了 |
第14回 | 平20.10.3 | 牛越 健一 | CS処分場における無放流システムについて | 終了 |
第13回 | 平20. 8.1 | 原田 高志 | 最終処分場の歴史 | 終了 |
第12回 | 平20. 6.13 | 堀井 安雄 | 浸出水処理のトラブル事例とその対策 | 終了 |
第11回 | 平20. 4.8 | 土居 洋一 | 不法投棄対策 | 終了 |
第10回 | 平20. 2.1 | 西川 光善 | 最終処分場の事業展開 | 終了 |
第9回 | 平19. 11.5 | 古市 徹 | 循環型共生社会と最終処分システム | 終了 |
第8回 | 平19. 10.5 | 宇佐見貞彦 | 遮水工に関する最新の設計法 | 終了 |
第7回 | 平19. 8. 3 | 志々目正高 | アンケートとヒアリングによる処分場の安全性の調査 | 終了 |
第6回 | 平19. 6.29 | 樋口 正一 | 処分場に関する特許のトレンド(儲かる特許の発想法) | 終了 |
第5回 | 平19. 4. 6 | 川口 光雄 | 最終処分場の再生・延命化対策と施工事例 | 終了 |
第4回 | 平19. 2. 7 | 大野 文良 | 多重安全型処分場 | 終了 |
第3回 | 平18.12. 1 | 上田 滋夫 | 廃棄物処分場の即日覆土、中間覆土、最終覆土 | 終了 |
第2回 | 平18.10.10 | 小谷 克己 | 最終処分場の真の失敗事例 | 終了 |
第1回 | 平18.8.3 | 瀬尾 潔 | 地域融和型最終処分場への変遷と事例 | 終了 |
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NPO・LSA 第54回技術セミナー 開催報告
第54回技術セミナーは、環境省環境再生・資源循環局 廃棄物規制課 課長補佐 山田浩司氏を講師としてお迎えして、新宿NPO協働推進センター 501会議室にて、
「循環経済の推進に向けた環境省の取り組み」と言うテーマで2024年8月23日(金)16時30分から18時30分まで26名の参加者を得て盛況のうちに終了しました。
猛暑の中、多くの方々に参加いただきました。感謝いたします。
前半の1時間余の講演では、環境基本計画について/環境・経済・社会の現状と課題認識、第六次基本計画の考え方、GXについて、
第五次循環型社会形成推進基本計画について 循環型社会の全体像に関する指標、我が国の現状と・課題と、解決に向けた道筋など、環境省における循環経済の
推進に向けた取組についてまとめて説明いただきました。
「まとまって話を聞けたので、非常にわかりやすかった」と多く方々のご意見をいただきました。後半の一時間の質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、
講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者同士の懇親も含め、「講師と親しく意見交換ができ、得難い機会を得て大変ありがたかった」、
「充実した時間が過ごせた」等多数のご意見をいただきました。引き続き、有志による懇親会にご参加いただきました。更に様々な議論やよもやま話などしながら熱心
に杯を傾けて夜は更けていきました。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も多数のご参加をお待ちしております。(匠の会、普及啓発委員会)
<セミナー参加者と山田講師>
特定非営利活動法人 最終処分場技術システム研究協会(NPO・LSA)
第54回技術セミナーのご案内
この技術セミナーは環境分野で活躍し豊富な経験をお持ちの方々や、関連する分野の専門家の方々を講師に迎えての勉強会であり、意見交換会です。
講師には環境問題に対する熱き思いとたっぷり詰まった経験や知識とをご披瀝いただき、その題材をもとに自由でくつろいだ雰囲気の中で質疑や意見交換を行います。
NPO・LSA会員に限らず、どなたでも自由に参加できます。
このセミナーの目的の一つは、環境関連技術等に関する経験・知識の次世代への伝授です。 参加者の研修の場ととらえてもらっても結構です。この場を借りて、こんなことを聞きたい、
こんな意見を持っているのだが講師や参加者はどのようにお考えか等々で話し合いも行います。参加の目的は問いませんので、自由にご参加ください
◆開催日時: 令和6年8月23日(金)16時30分~18時30分
◆開催場所: 新宿NPO協働推進センター 501会議室 (現地対面開催でweb開催はありません)
(添付の地図を参照願います。)
◆講 師 : 環境省 環境再生・資源循環局 廃棄物規制課 課長補佐 山田浩司氏
◆テーマ : 「循環経済の推進に向けた環境省の取組」
◆参加者 : 自由 会員に限らず、どなたでも自由参加です。先着60名様までといたします。
参加希望者は、下記URLの参加申込みフォームにより、お申込みください。
参加申込みフォーム
(注)申込受付の返信は原則行いません。
◆NPO・LSA事務局 メール:
なお、本件に関しての問い合わせはNPO・LSA事務局までお願いします。
◆参加費用: 2,000円(税込み)(当日、お支払ください。領収書をお渡しします。)
NPO・LSA 第53回技術セミナー 開催報告
第53回技術セミナーは、一般財団法人 日本環境衛生センター 専務理事 坂川 勉氏を講師としてお迎えして、
新宿NPO協働推進センター 501会議室にて、「最終処分場の規制強化と廃止基準制定の経緯」と言うテーマで2023年9月8日(金)16時30分から18時30分まで24名の参加者を得て盛況のうちに終了しました。
台風接近で荒天の中、多くの方に参加いただきました。感謝いたします。前半の1時間余の講演では、「平成9年の廃棄物処理法の改正により最終処分場について廃止の確認制度が設けられ、
続いて同法施行規則により廃止の基準が定められた。これらの制度改正が行われた当時は、不法投棄が増加傾向にあり、廃棄物処理施設の立地に関係者の理解が得られにくいなど、廃棄物処理をめぐる様々な課題が存在したので、
それらの課題を解決するための対策の一環として、最終処分場に関して規制が強化された。」等、最終処分場の規制強化と廃止基準制定が必要となった理由や経緯についての説明があり、法律制定の経緯や裏話など非常に興味深い内容でした。
後半の一時間の質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者同士の懇親も含め、参加者には充実した時間が過ごせたと思います。
引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただきました。更に様々な議論やよもやま話などしながら熱心に杯を傾けて夜は更けていきました。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。 次回も多数のご参加をお待ちしております。
(匠の会、普及啓発委員会)
NPO・LSA 第52回技術セミナー 開催報告
第52回技術セミナーは、福岡大学 環境保全センター 教授 柳瀬龍二 教授を講師にお迎えして、
「準好気性埋立地の早期安定化とCADによる維持管理の将来像」
・準好気性埋立地の早期安定化
・準好気性埋立構造でも浸出水の排除方法の違いによる水質への影響
・CADによる最終処分場の維持管理の将来像(情報管理の一元化)
と言うテーマで、2022年7月15日(金)15時から16時15分まで、コロナ禍のためLSA会員限定、Web開催という条件にて、50名の参加者を得て盛況のうちに終了しました。
講師の抱いたそれぞれのテーマの疑問点、問題点が提示され、講師の経験豊富な、現場を踏まえたお話は非常に興味深いものでした。
同じ準好気性埋立地でも浸出水の排除方法の違い(直接排水型と集水ピット型)によって浸出水の水質が大きく異なり、安定化促進にも影響してくる事例が多々あり、計画設計時の考え方にも十分考慮していく必要があるとの指摘や、計画・設計要領執筆時の裏話、具体的な準好気性維持のポイント、等興味ある話や質疑も多くありました。
特にCADによる最終処分場の維持管理は実際に数か所の処分場で実施されているとのことで、閉鎖、廃止 廃止後の維持管理を考えると「CADによる維持管理の将来像」は非常に示唆に富んだ興味深いもので具体的な実施に関する質問も出ました。また、これは機能検査システムにも参考になりそうとの意見も出ました。
参加者の中には講師の旧知のLSAの会員も多数いることもあり、楽しい雰囲気の中、質疑も大いに弾みました。
これからも、このようにためになって楽しい技術セミナーを開催したいと考えています。
次回も是非多数の参加お願いします。
(匠の会・普及啓発委員会)
NPO・LSA 第51回技術セミナー 開催報告
第51回技術セミナーは、国立研究開発法人国立環境研究所 福島地域共同研究拠点 室長
遠藤和人氏 を講師にお迎えして、
「洗い出し、キャッピング、拡張申請など、最近の最終処分場について思うこと」と言うテーマで、2021年10月1日(金)15時から17時まで、(予定の時間をオーバーして講師にはご迷惑をおかけしたかもしれません)コロナ禍のためLSA会員限定、Web開催という条件にて、60名の参加者を得て好評のうちに終了しました。
・準好機性埋立と洗い出しについて思うこと
・処分場ガスについて思うこと
・キャッピングについて思うこと
・拡張申告について思うこと
等に実地を踏まえての講師の抱いたそれぞれの疑問点、問題点が提示され、それらをもとに洗い出し、水収支、処分場ガスなどに関しては特に活発な質疑応答、意見交換が行われました。「廃止したら、その処分場は安定していて、ガスも出ないし、汚水も生じない」という思想が最も危険というコメント(遠藤さんの個人的な意見という注があるが)は全くその通りであると思いました。
LSAとしても様々な関連技術、知見を有しているので是非にも遠藤さんと議論を深め、共同で何かできればとの意見も出てきました。対面のセミナーであればこの辺の議論がもっとフランクにそして活発にできたにと大変残念な気もしました。
予定した時間よりかなりオーバーしたのは司会の不手際もありましたが参加者の熱心な質疑とそれに対して遠藤さんが長時間付き合っていただいたせいでもありました。主催者としては感謝の気持ちでいっぱいです。
次回もためになって楽しい技術セミナーを開催したいと考えていますので是非参加お願いします。
(匠の会・普及啓発委員会)
NPO・LSA 第50回技術セミナー 開催報告
第50回技術セミナーは、九州大学大学院 島岡隆行 教授 を講師にお迎えして、
「IoT導入による全球的埋立地の管理に向けて」と言うテーマで、2021年1月13日(水)10時から11時15分まで、コロナ禍のため(しかも非常事態宣言発令下でもあり)、LSA会員限定、Web開催という条件にて、30数名の参加者を得て好評のうちに終了しました。
リモセン技術を適用した廃棄物埋立地の管理に関する今までの取り組みと今後の展開という内容で、今までの取り組み(1990~2010年代)と今後の展開や構想(2020年代)の話をされ、これらの技術の将来的な展望など、興味の尽きない内容でした。先生の言われる通り、「廃棄物埋立地内部及び自然と埋立地境界での物理・化学的情報を取得し、IoTを活用して、高度な埋立地の管理を実現することが期待される。さらに、廃棄物埋立処分は、地球環境問題や気候変動と深く関わっており、全球的埋立地の管理、監視が不可能ではなくなりつつある。多くの技術的課題を解決する必要があるが、IT技術の進展は目覚ましく、実現できる時代に入ったと考える」から、これからの展望について、再度講演をお願いしたいとの声も多数ありました。
初めてのWeb開催ということもあり、主催者側の不慣れから一部の参加者にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。また、対面でざっくばらんな雰囲気の中で講師の先生や参加者同士で議論できることが技術セミナーの特徴なのですが、今回は十分な質疑応答もできませんでした。これらを主催者側の反省材料として次回以降に生かしてゆきたいと考えています。(匠の会 普及啓発委員会)
NPO・LSA 第49回技術セミナー 開催報告
第49回技術セミナーは、京都大学大学院地球環境学堂 浅利美鈴 准教授 を講師にお迎えして、新宿NPO協働推進センター 501会議室にて、「ごみ処理に立ちはだかる壁 家庭ごみ、災害廃棄物、有害廃棄物等から考える」と言うテーマで2019年12月9日(月)16時30分から18時30分まで25名の参加者(会員外5名)を得て盛況のうちに終了しました。
「家庭形有害廃棄物などを対象に、適切な循環・廃棄を含む製品管理システムの構築を目指し、物質フローや消費者行動のモデルを検討し、特に問題となっている、地球温暖化に伴う異常気象から引き起こされる災害廃棄物の適切な処理についても言及する。」と言う内容で、先生の学生時代の活動から始まり、多くの写真等による具体的で興味深い内容の連続であり、現在我々が考えなければならないことが多く含まれておりました。鞄の中のプラスチックは社会人も平均80程度あるとの事で、これらがいかに生活に密着しているかを知らされました。環境に負荷を与えないためにどうプラスチックを減らしてゆけるか、その結果のエコノミイ活動とエコロジイ活動のバランスをどうとるとか、そして、我々のライフスタイルを見直してゆく必要がありそうに思えました。意見交換会も熱い議論が繰り広げられ、第2弾の講演を希望するとの意見もありました。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお待ちしております。(匠の会、普及啓発委員)
<浅利先生の講習風景>
NPO・LSA 第48回技術セミナー 開催報告
第48回技術セミナーは、北海道大学 大学院 佐藤努教授 を講師としてお迎えして、新宿NPO協働推進センター 501会議室にて、「ポスト3.11の放射性廃棄物処分場工学」と言うテーマで2019年5月21日(木)16時30分から18時30分まで43名の参加者(会員外17名)を得て盛況のうちに終了しました。
大雨警報が出される荒天にもかかわらず多くの方に参加いただき有難うございました。
前半の1時間余の講演では、先生が憶えてほしい欲しいと言う、トランスサイエンス(科学に問うことはできるが、科学によってのみでは答えることのできない問題と定義される概念)と先生提唱のナラテイブ.ベイスト.エンジニアリング(ナラテイブ=物語)を覚えてほしいと言われた。
ナラテイブ.ベイスト.エンジニアリングという聞きなれないタームは体全体で感じながらもの作りをしてゆく匠の世界(匠の会)に通じるように思いましたし、住民合意形成にも重要な考え方と思いました。またナチュラル・アナログの手法も高レベル放射性廃棄物だけでなく、これからの一般廃棄物処分のありようにつき非常に示唆的に感じました。後半の1時間の質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。
参加者同士の懇親も含め、参加者には充実した時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただきました。更に様々な議論やよもやま話などしながら熱心に杯を傾けて夜は更けていきました。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお待ちしております。(匠の会、普及啓発委員会)
<熱心に講義を聴く参加者>
NPO・LSA 第47回技術セミナー 開催報告
第47回技術セミナーは、国立研究法人 土木研究所 地質地盤グループ 地質チーム 主任研究員 品川 俊介氏を講師としてお迎えして、新宿NPO協働推進センター 501会議室にて、「公共工事における自然由来重金属などを含む廃土への対応」今後の廃棄物処理」と言うテーマで2018年12月13日(木)16時30分から18時30分まで31名の参加者(会員外13名)を得て盛況のうちに終了しました。
前半の1時間余の講演では、まず、社会問題の事例、発生土とリサイクルの現状などの説明、また発生土の取り扱いについての土壌汚染対策法の影響については、不適切な適用は社会的な損失であるとのコメントはなるほどと思いました。そして、自然由来重金属を含む土への対応、などの話があり、特にいくつかの事例報告が面白く興味深いものでした。後半の一時間の質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者同士の懇親も含め、参加者には充実した時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただきました。更に様々な議論やよもやま話などしながら熱心に杯を傾けて夜は更けていきました。
次回の技術セミナーは同会場にて、5月21日(火) 北海道大学の佐藤努教授を講師として「放射性廃棄物の処理」(仮題)での開催を予定しています。
詳しい内容は後程HPなどでお知らせいたします。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお待ちしております。(匠の会、普及啓発委員会)
NPO・LSA 第46回技術セミナー 開催報告
第46回技術セミナーは、国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター 循環型社会システム研究室(兼務)災害環境マネジメント戦略推進オフィス 特別研究員 森朋子先生を講師としてお迎えして、新宿NPO協働推進センター(高田の馬場)501会議にて、「廃棄資源循環分野における人材育成の課題と展望~災害廃棄物対策を例として~」と言うテーマで2018年9月20日(木)16時30分から18時30分まで20名の参加者(うち会員外1名)で、タイムリーな話題でもあり、盛況のうちに終了しました。
前半の1時間余の講演では、「日本って最近災害が多く、平時と災害時の隙間がなくなっているよね」という話や、災害時の人材育成だけでなく、一般的な人材育成にもつながる話が多く、社内教育にも応用したいという意見もありました。現場を踏まえた、面白い話も多くありました。災害時に必要な能力として「スキル、知識、マインド」があり、特にマインドが重要(得るのが難しい?)
という話には、なるほどと思わせられました。また、後半のざっくばらんな質疑応答時間も和やかな雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回っていただき、ひざを突き合わせて、更に熱心な議論が行われました。参加者の方々には楽しく、充実した時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただきました。様々な議論やよもやま話などしながら杯を傾けて雨の夜は更けていきました。
次回の技術セミナーは同会場にて、12月13日(木)土木研究所の品川俊介先生を講師として「自然由来重金属等を含む建設発生土の処理」(仮題)での開催を予定しています。
詳しい内容は後程HPなどでお知らせいたします。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお待ちしております。 (匠の会、普及啓発委員会)
<講演中の森先生>
NPO・LSA 第45回技術セミナー 開催報告
第45回技術セミナーは、岡山大学名誉教授、(公財)廃棄物3R研究財団理事長、㈱廃棄工学研究所・所長 田中勝先生を講師としてお迎えして、新宿NPO協働推進センター田の馬場)501会議にて、「今後の廃棄物処理と最終処分場の役割」と言うテーマで2018年5月10日(木)16時30分から18時30分まで50名の参加者(うち会員外10名)を得て盛況のうちに終了しました。
前半の1時間余の講演では、世界の廃棄物処理の潮流、環境構築への取り組み、自然発生社会構築の取り組み、低炭素社会構築の取り組み、日本の廃棄物処理の現状、今後の廃棄物処理の在り方、最終処分場の課題、最終処分場の役割を示唆に富んだ内容でわかり易く話をしていただきました。廃棄物適正処理の高レベル化とコストの関係は発展途上国から先進国まで、それぞれの国ができる範囲で最良の取り組を行うしかなく、廃棄物処理は文化であるという言葉が思い出されました。特に廃棄物施設はNIMBY(not
in my back yard)からPIMBY(please in my back
yard)へと変わっていくべきであるとか、廃棄物処理に関しては「ほどほど=ほどよい」が良いと言う、いかにも田中勝先生の講演というべき内容がちりばめられたものでした。面白い内容に予定していた時間を超えてしまいました。後半のざっくばらんな質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者には充実した時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただきました。様々な議論やよもやま話などしながら杯を傾けて夜は更けていきました。
次回の技術セミナーは9月頃の開催を予定しています。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。
次回も是非多数のご参加をお待ちしております。 (匠の会、普及啓発委員会)
<熱心に聴講する参加者>
NPO・LSA 第44回技術セミナー 開催報告
第44回技術セミナーは、環境大臣・国土交通省認可 建設廃棄物協同組合 顧問 小野 雄策氏を講師として、お迎えして、新宿NPO協働推進センター(高田の馬場)501会議室にて、「最終処分場や不法投棄現場における硫化水素の発生とその防止対策―含鉄土壌や含鉄資材による防止技術―」と言うテーマで2018年2月23日(金) 16時30分から18時30分まで30名の参加者(うち会員外6名)を得て、盛況のうちに終了しました。
前半の1時間余の講演では、硫化水素の発生と含鉄土壌、含鉄資材を用いた防止対策について、理論的な話だけではなく実験データや現場での実施例などを踏まえた非常にわかりやすく、興味深い話をしていただきました。特に現場での実施例などは非常に面白く、質問も多く活発な質疑応答がなされ、予定していた時間を超えてしまいました。後半のざっくばらんな質疑応答時間も和気あいあいの雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者にとっても実のある時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただき、議論し、あるいは、更にざっくばらんな話をしながら杯を傾けて、活発な議論(?)をしながら夜は更けていったとのことです。
次回、45回技術セミナーは5月10日(木)に、田中勝先生(岡山大学名誉教授、(公財)廃棄物3R研究財団理事長、㈱廃棄物工学研究所・所長)の「今後の廃棄物処理と最終処分場の役割」を開催予定です。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお願いします。(匠の会、普及啓発委員会)
<熱心に聴講する参加者>
NPO・LSA 第43回技術セミナー 開催報告
第43回技術セミナーは、九州大学大学院工学研究院環境社会部門 准教授の中山裕文先生を講師として、お迎えして、新宿NPO協働推進センター(高田の馬場)501会議室にて、「除染廃棄物仮置き場におけるリモートセンシング技術の応用について」と言うテーマで2017年10月27日(金) 16時30分から18時30分まで30名の参加者(うち会員外13名)を得て、盛況のうちに終了しました。
前半の1時間の講演では、1.ドローンにより撮影された画像によるグラフィカルな自己紹介、2.これまでの研究紹介、3.除染廃棄物仮置き場におけるリモートセンシング技術の応用について(1)キャッピングの歪、応力の推定(2)キャッピング表面の破損部の検出等、非常にわかりやすく、興味深い話をされました。キャッピング破損部の誤認が鳥の糞であったなど面白い紹介が多数あり、誤検出低減のための各種フィルタ開発+多数のデータを用いた機械学習(AI)は有効である等、非常に示唆に富んだ話がたくさんありました。後半のざっくばらんな質疑応答時間もリラックスした雰囲気の中で行われ、講師には各テーブルを回って個別に話をしていただきました。参加者にとっても実のある時間が過ごせたと思います。引き続き、有志による懇親会にも先生にご参加いただき、議論したり、あるいは、更にざっくばらんな話をしながら杯を傾けて夜は更けていったとのことです。
次回、44回技術セミナーは来年2月に、小野雄策先生(元日本工業大学教授)の「最終処分場や不法投棄現場における硫化水素の発生とその防止対策」-含鉄土壌や含鉄資材による防止技術-を開催予定です。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。次回も是非多数のご参加をお願いします。(匠の会、普及啓発委員会)
<熱心に聴講する参加者>
NPO・LSA 第42回技術セミナー 開催報告
第42回技術セミナーは、北海道大学大学院工学研究院准教授であり、当協会副理事長兼研究展開委員長の石井一英先生を講師として、「今後の廃棄物管理システムから最終処分場のありかたを考える」というテーマで、2017年4月13日(木)に31名の参加者(うち会員外5名)を得て、盛況のうちに終了しました。
最初の1時間以上に及ぶ講演では、①今後の廃棄物処理システムに求められること、②自身の考え方と問題意識の所在、③EU(特にドイツ)で何が起こったか~MBT~④日本のシステムチェンジはあり得るか?⑤将来の最終処分場のあり方と、内容は単なる技術論だけではなく文化論も含む示唆に富んだ面白い話がたくさんあり、久しぶり(!?)に大学の環境学概論を聞く思いとの声が多くありました。まさに「廃棄物処分は文化である」とのラファエル・コスの講演を思い出しました。引き続くざっくばらんな質疑応答もリラックスした雰囲気の中で行われ、講師に各テーブルを回って個別に話をしていただきました。聴衆にとっても実のある時間が過ごせたと思います。
引き続き有志による懇親会にも先生にご参加いただき、議論、あるいは、ざっくばらんな話をしながら杯を傾けて夜は更けていったとのことです。
このように「ためになってしかも楽しい」技術セミナーですので是非、次回にも多数のご参加をお願いします。(匠の会、普及啓発委員会)
<石井先生の講演風景>
NPO・LSA 第41回技術セミナー 開催報告
第41回技術セミナーは、明星大学理工学部総合理工学科環境科学系教授の宮脇健太郎氏を講師にお迎えして、「シート状吸着材料の用途例と特性評価方法の検討」というテーマで30名の参加者(うち会員外12名)を得て、盛況のうちに終了しました。
最初の1時間以上に及ぶ熱の入った講演では福島の汚染物質処理から中間貯蔵・最終処分への流れから始まり、実験データをもとにした各種吸着材料のセシウム吸着能力の報告を中心として興味が尽きない話題を提供していただくとともに、これからの中間貯蔵への技術的な提案等々、有益な話をたくさん話していただきました。
引き続く質疑応答もリラックスした雰囲気の中で行われ、宮脇先生に各テーブルを回って参加者個別に話をしていただきました。参加者にとっても実のある時間が過ごせたと思います。
セミナー後の有志20名余による忘年会を兼ねた懇親会にもご参加いただき、セミナー関連の様々な議論やざっくばらんな話に花が咲き、杯を傾けつつ夜は更けていきました。
次回第42回技術セミナーは2017年4月に 北海道大学の石井一英准教授に講師をお願いする予定です。詳しい日程やテーマなどは、決まり次第ホームページに掲載いたします。
このように「ためになって、しかも楽しい」技術セミナーです。多数のご参加をお待ちしています。(匠の会、普及啓発委員会)
<宮脇先生の講演風景> <熱心に聞き入る参加者>
第40回 NPO・LSA技術セミナー 開催報告
第40回技術セミナーは、国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センターの大迫政浩センター長を講師にお迎えして、「除去土壌等の中間貯蔵の現状と将来展望」というテーマで55名の参加者(うち会員外14名)を得て、盛況のうちに終了しました。
最初の1時間半に及ぶ熱の入った講演では、非常にホットで、特に将来の展望がどうなるのか興味が尽きない話題であり、除去土壌等の最終処分への道のりが示され、現状の紹介からセシウム吸着の技術的な解明と処理方法、そして汚染土壌の処理の現実と問題点がわかりやすく説明されました。特に将来の展望としての最終処分の問題点が示され、技術的な問題よりも、いかに福島県外の地域住民へ納得いく説明ができるかが難しそうと思われる等々、興味深い話がたくさんありました。
引き続く質疑応答もリラックスした雰囲気の中で行われ、講師に各テーブルを回って個別に話をしていただき、参加者にとっても実のある時間が過ごせたと思います。
引き続き有志10名余による懇親会にも先生にご参加いただき、議論を深める者あり、旧知を温める者ありと、更にざっくばらんな話で夜は更けていきました。
次回の技術セミナーは、12月1日(木)に明星大学の宮脇健太郎教授に「シート状吸着材料の用途例と特性評価方法の検討」というテーマで、放射性廃棄物の吸着についてお話していただきます。
このように「ためになってしかも楽しい」技術セミナーです。多数のご参加をお待ちしています。(匠の会、普及啓発委員会)
第39回 NPO・LSA技術セミナー 開催報告
第39回技術セミナーは、国立環境研究所 山田正人先生を講師として、新宿NPO協働推進センター(高田馬場)にて、「埋立地の安定について考える」と言うテーマで2016年4月13日に44名の参加者(うち会員外7名)を得て、盛況のうちに終了しました。
現在の埋立地の安定化というより、さらに大きなコンセプトである、廃棄物の封じ込め、あるいは水を廃棄物中に入れないことによる有害物の土圏への拡散を防止する、故にキャッピングが重要であるということなどを話していただきました。
低レベル放射性廃棄物の処分コンセプトと同様に土圏の水の流れを考慮して天然バリアの中での(遮水層中での)廃棄物(あるいは廃棄物中の重金属など有害物)のゆっくりとした移動の検討など、新しいコンセプトの話を中心に興味深い話がたくさんありました。
質疑応答もリラックスした雰囲気の中で行われ、講師が各テーブルを回って個別に話をしていただき、聴衆にとっても実のある時間が過ごせたと思います。
引き続き有志10名余による懇親会にも先生にご参加いただき、更に議論を深め、あるいは、ざっくばらんな話をして夜は更けていきました
このように「ためになって楽しい」技術セミナーですので是非、次回にも多数のご参加をお願いします。(匠の会、普及啓発委員会)
<山田正人先生の講演を熱心に聴く参加者>